1.ふる里ってどんな和菓子?
紫蘇(しそ)の風味とこしあんの甘味の組み合わせが絶妙な
浜松の和菓子屋さん”ふる里総本家”の銘菓”ふる里”。

ふる里は、
広げるのがもったいないと感じるぐらいの立派な包みに入っている。
風呂敷包みを思わせる佇まいと、
品の良い縦縞模様が高級感を感じさせ、
目上の人へのお土産としても申し分のない和菓子である。


饅頭の周りには漬け込まれた紫蘇が丁寧に巻かれている。
私は、この和菓子に出会うまでは、
紫蘇が巻かれた饅頭を食べたことがなかった。
葉っぱが巻かれている饅頭といえば、桜の葉に巻かれた桜餅が思い浮かぶ。
桜餅の場合、桜餅に付いた桜の葉を食べるのか?食べないのか?
で意見が分かれる。
桜の葉は香り付けと乾燥を防ぐためだけのものだと割り切り、
桜の葉を食べない人もいれば、
桜の葉を取ると桜餅ではないと言って餅と一緒に食べる人もいる。
私としては、葉を触った感じで、葉が柔らかそうであれば食べるし、
硬そうであれば食べない。
このふる里の紫蘇の葉は炊き上げられているため、
非常にやわらかい。
よって、ことこの”ふる里”に関して、紫蘇の葉を取るという意見は出てこないだろう。
紫蘇のさやさかな酸味は、
こしあんの甘さと加わって、
今まで食べたことのない新しい美味しさを教えてくれる。
また紫蘇とこしあんの間にに挟まれた餅は適度な量で、
饅頭に必要な歯ごたえを与えてくれる。
紫蘇と言えば、紫蘇で作ったジュースが美味かつヘルシーで、今でも世代を問わず人気がある。
自分も小さいころから祖母の作った紫蘇ジュースを飲むのが楽しみだった。
忙しかった両親に代わって育ててくれた祖母の作る紫蘇ジュースは、
甘さ、酸っぱさ共に飛びぬけており、
夏の体を冷やすと共にとても幸せな気持ちにさせてくれたことを覚えている。
このふる里を食べた時、
当時の紫蘇ジュースの味を思い出し、懐かしさを感じた。
ふる里の名前の由来は、ふる里総本家の創立者が
”母を呼び寄せたい、ふる里の母を喜ばせたい‐という一心から生まれたお菓子”
(ふる里総本家のホームページより引用)
とのこと。
作り手がふる里への思いを込めて作り上げたお菓子。
不思議なことだが、
そんな作り手の思いが、この”ふる里”を食べたときに
懐かしさを感じさせてくれたのかもしれない。
2.ふる里はどこで買える?
店舗は、半田店、浜北店、志都呂店、エキマチ店がある。
私が行く志都呂店では、カフェが併設されており、
駐車場も広く、大変綺麗で使い勝手の良いお店です。
通信販売も行っているとのこと。
詳しくはホームページをご確認ください。
志都呂店
【電話】053-449-8588
【住所】浜松市西区志都呂一丁目24‐6
【定休日】水曜日
参考)菓匠 ふる里総本家
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